『距ててて』8/29(月)の上映後、本作を企画・製作した加藤紗希さん（監督/アコ役）と豊島晴香さん（脚本/サン役）にお越しいただき、トークを開催しました。ともに俳優として活動しながら、監督と脚本を務め［点と］というユニットで映画にまつわる活動もするおふたり。加藤さんはダンス、豊島さんは舞台とそれぞれ活動の場を持ちながら映画美学校アクターズ・コースに通った同期生です。俳優としての学びをする中で「もっと“映画”のことを知りたい」という情熱に衝き動かされ、卒業してまもなく映画を撮ってみることにした加藤さん。授業で面白い脚本を書いていたという豊島さんに声をかけ、短編『泥濘む』を完成させます。「初期衝動の塊」と照れながら話されるこの作品がPFFに入選したことで、長編への欲求も生まれたそう。字面も印象的な「距ててて」というタイトルや、本作を構成している四章それぞれにつけられたサブタイトル「ホーム」「かわいい人」「湯気」「誤算と憧れ」についてその意図と思いをお聞きしました。「湯気」と名付けられ美味しそうなお料理が次々に登場する三章では、湯気をどう映すかこだわったという裏話も。四章のサブタイトルに隠された秘密（？）は聞いて驚きましたが、気づいた人もいるとか。すごい！それぞれのキャラクターや得手不得手の違いで、うまく役割分担ができているおふたり。とても素敵なユニットだと感じました。今後の活動にも期待しています！