1/30(土)から2/5(金)の一週間、「連続講座:現代アートハウス入門 ~ネオクラシックをめぐる七夜~」を開催しました。日本では“ミニシアター”の呼称で親しまれてきたアートハウスの存在意義を、その歴史を彩ってきたネオクラシック(新しい古典)作品の上映と映画監督らを講師とした解説講座により再発見しようという企画です。映画配給会社東風が企画し、全国18の映画館で同時に開催される、新たな試みでした。日替りで並んだ上映作品は『ミツバチのささやき』『動くな、死ね、甦れ!』『トラス・オス・モンテス』『緑の光線』『山の焚火』『阿賀に生きる』『チチカット・フォーリーズ』と傑作揃い。これを機に観直した、実はずっと観れていなかったなどの声が聞かれました。そして上映後のトークでは、「映画は寝ちゃうよね」「わからなくても良いんだ」など、映画に対して感じているハードルを下げてくれたり、その作品の魅力や新たな視点に気づかせてくれたり、アートハウスの魅力や役割を話されたりと本当に充実していて、とても勉強になり、考えさせられ、新たな未来へのヒントも生まれた時間となりました。アートハウスだからこそ実現した本企画。緊急事態宣言発令の影響で時間が前倒しになってしまったこともあり、次回開催を望む声も多数劇場に届いています!