『メイド・イン・バングラデシュ』6/12(日)上映後、本作の字幕監修を手掛けられた神戸女学院大学文学部准教授の南出和余さんによるトーク「『メイド・イン・バングラデシュ』の裏側」を開催しました。南出さんは淡く美しい色のサリーで登壇してくださいました!本作が2020年の大阪アジアン映画祭で上映される際、神戸女学院大学の学生たちと字幕制作に挑戦された南出さん。20年前からバングラデシュでフィールドワークを続け、交流した子どもたちのその後の生活も追い続けています。そんな彼らと近しい存在である主人公・シム。本作のモデルとなった“実在のシム”であるダリヤ・アクター・ドリさんは、「映画の95%は実際の経験」と話されたそうです。残りの5%は?と尋ねたところ、「夫はもっとひどい男だし、労務局との交渉はもっと壮絶だった」との答えに驚きます。本作の見どころは、人権団体の女性とシムら労働者女性の【格差を超えた連帯】。これはそのまま、ルバイヤット・ホセイン監督と前述のダリヤさんにも通じると指摘されます。「苦境に置かれた女性の悲惨さを描きたかったわけではなく、その状況に置かれたときシムのように行動できるか?と言いたくて作った」とのルバイヤット監督の言葉は改めて心に響きました。
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