
実験的で先鋭的なアートを紹介するIAPK(Interdisciplinary Art Project Kobe/インターディシプリナリー・アート・プロジェクト・コウベ)。第6回目となる今回は、元町映画館2Fイベントルームにて、メディアアートの先駆者・山口勝弘の特集上映&レクチャーを開催しました(灘区の水道筋商店街ではAR=拡張現実での短編映像制作ワークショップが行われました)。抽象画に始まり、ビデオアートなど領域横断的な活動を展開した山口勝弘。“枠組みを超えたからこそ属しきれない”アートを紹介する本企画を主宰する韓成南さんは、「ずっと紹介したいと思っていたアーティスト」と話されます。当時の最先端の技術を使ったビデオアートや、自身を撮影したヘンテコなセルフポートレイト映像など、1時間弱の上映プログラムでした。上映後は、山口勝弘が神戸芸術工科大学で教鞭を取られていた際の教え子で、彼の研究を続ける八尾里絵子さん(甲南女子大学准教授)と北市記子さん(大阪経済大学教授)のレクチャーを行いました。本人と近しいおふたりだからこそ語られる姿に頬が緩みつつ、おふたりもガッツリと関わることとなった晩年の創作活動についてお話しいただきました。また、晩年に学会で発表された作品「富士山と金色のゴキブリ」の特別上映も。そして、大阪・天六にある大阪市立住まい情報センターでは、エントランスや商店街に面した壁面に山口の作品がパブリック・アートとして現在でも見られるそうです。
















