
12/14(日)『爽子の衝動』の上映後、戸田彬弘監督、古澤メイさんのリモート舞台挨拶を開催しました。脚本家の野島伸司さんが顧問をされている俳優養成所と一緒にこれから期待できる俳優をキャスティングして映画を作っていこうという企画からスタートし、主人公である爽子を演じられた古澤メイさん、小川黎さんをオーディションで選ばれたそうです。映画の内容については、「ヤングケアラーの問題について色々感じる時期だった」と戸田監督。「ヤングケアラー」の問題を軸に取材を重ねて本作の脚本になっていったそうです。ショッキングな結末を迎える本作ですが、戸田監督は「取材を重ねる中で、生活保護などの支援が届くべきところに届いていない、ヤングケアラーである人も自分自身がヤングケアラーであることに気づいていないことが多い」ということを実感されたそうで、映画の中でこの問題を解決してしまうのは良くないということからこのような結末になったとのこと。爽子を演じられた古澤さんは脚本を初めてもらって読んだ時に「こういう子が現実にいるかもしれない。社会の波にどんどん飲み込まれていく姿に言葉では言い表せないものがあった。苦しいものもあったけど、爽子を演じるにあたって覚悟を持って、ちゃんと勉強して挑まないといけないと思いました」と当時を振り返られました。撮影は中編作品ということもあり短い期間でしたが、医療監修の方が入り専門的な知識を勉強する機会が撮影前にあったり、ロケハンにも同行され、俳優として今までにない経験をされたとも古澤さんはおっしゃっていました。映画の中で描かれる爽子の性格、特性については「映画の中で、誰がみても一生懸命で頑張っているのに環境や権力者が搾取をしているという構図にしてしまうと、可哀想なだけの物語になってしまう。それは現実から離れていってしまうのでそれは避けたかった。だから爽子の”厄介”な部分も入れたかった」と戸田監督はお話されていました。














