
サイレント映画の伴奏を専門に活動する楽士・鳥飼りょうさんのピアノ演奏でサイレント映画を楽しむ「SILENT FILM LIVE」。今回はシリーズ29として生誕100年となる1926年公開の3作品を特集しており、2月7日初日に『ファウスト』を上映しました。
ムルナウ監督最後のドイツ映画で、ドイツ時代の集大成とも言える作品。ゲーテの原作に、表現主義の光と影の演出、見せ場の続く映像に合わせた鳥飼さんの圧巻の演奏に、お客さまからも大きな拍手が湧きました。
アフタートークでは、悪魔メフィストを演じたエミール・ヤニングスの話題に。何と言っても彼の生き生きとした怪演が印象に残ります。ムルナウの『ファウスト』の悪魔はコミカルな部分もあって人間味がある。また、契約をするかしないか、などファウストに決めさせるのも面白いポイント、と鳥飼さん。
相手役のグレートヒェンを演じたカミルラ・ホルンはデビュー作との事ですが、可憐な魅力で観客を惹きつけました。
『ファウスト』は10日、13日とあと2回上映があります。ゲーテの原作から善悪の対比、悪魔との契約やグレートヒェンの悲劇を抜き出し、コメディ要素もあって見応え十分。まさに「映画を観た!」という気分になる作品です。
















