
3/7(土)【Women’s Film Week2026】『ドマーニ!愛のことづて』の上映後、テキストレーターのはらだ有彩さんのトークイベントを開催しました。はらださんはフェミニズムを中心に本を出しているエッセイスト、文筆家でもありイラストも描かれる事から”テキストレーター”という肩書きで活動されています。ご自身のコンテンツで『ドマーニ!』を2025年のベストと挙げられていたことから、お声がけをさせていただき今回のトークイベントが実現しました。この日、ロードショー時以来2回目の『ドマーニ!』を鑑賞されたはらださん。ネタバレ厳禁とも言われる本作ですが、「2回目を見ると、最初の方から”匂わせ”があることに気づいた。1回目に見たときに全く気づかずにいられた自分の鈍感さを突きつけられることにもなった」と感想を述べられていました。はらださんの著書のひとつである『「烈女」の一生』では第一次フェミニズム運動から第二次フェミニズム運動くらいまでの歴史に名を刻んだ女性たちを紐解いた本ですが、『ドマーニ!』で描かれた時代はまさに『「烈女」の一生』に出てくる女性たちが生きた時代と重なります。『「烈女」の一生』を書いた時に思ったこととしてはらださんは「資料を残してもらえてない女性の方が圧倒的に多い。資料が残ってないということは彼女たちのことは知ることができない」ということを強く感じられたそうです。だからこそ『ドマーニ!』の主人公デリアが、いわゆる”普通”の女性であるということに意味があるとはらださんはおっしゃられていました。本作の好きなシーンのひとつとして主人公デリアが友人のマリーザと一緒にいるところを挙げられたはらださん。「マリーザと一緒にいるデリアは、友人にしか見せない顔をしているし、ずっと不幸でもないし、ずっと弱いわけでもない。悪いこともする。社会によって苦しめられても、ずっと苦しんでいてずっと不幸なわけでもない。かといって不幸な人生じゃないからといって、今の社会に満足か?と言われるとそんなはずもない。そんな表裏一体なところも感じられる部分だった」とそのシーンについて、映画全体の構造にも触れられつつお話しいただきました。














