
俳優ではない現地の人たちをキャストに、全編マダガスカルロケで作り上げた『ヴァタ ~箱あるいは体~』。10/5(土)上映後、舞台挨拶を開催しました。登壇予定だった亀井岳監督が急な体調不良によりご欠席となり、プロデューサーを務められた櫻井文さんおひとりでのご登壇となりました。
亀井監督は、前作『ギターマダガスカル』の撮影途中で、棒にくくりつけた木の箱を運ぶ人に遭遇したそう。そこで聞いた死者についてや弔いについて、祖先についての話が強く印象に残っており、本作の制作に繋がりました。〈現地で出会った人と一緒に作品を作る〉という亀井監督のスタイルで、出演者は現地に暮らす人たち。「出演してほしいという交渉の前に、まず、“映画”とは何かという説明から必要だった」と櫻井さんは振り返ります。また地域により多数の言語があり、複数の翻訳が必要だった場面もあったそうです。そして本作の題材である〈死者の骨を運ぶ〉という行為は、マダガスカルの人たちにとって非常にセンシティブなことであり、演じることに躊躇いを見せるキャストや現地の長老、警察などとも何度も対話を重ねて実現したのでした。
マダガスカルの人々にとって音楽は生活や人生と切っても切れないもの。それを奏でる楽器は先祖と繋がるツールでもあります。劇中に登場する手作りの楽器たちの紹介はパンフレットにもあり、とても魅力的。音楽好きの方はぜひ見てください!















