
5月31日(土)、『うしろから撮るな 俳優織本順吉の人生』公開を記念して、
織本さんの娘である中村結美監督の舞台挨拶を開催しました。
幼少期から神戸で育ち、仕事もされていた監督。
この日は満席。
ご両親や妹さんのお知り合いもたくさん来られていたようで、
「神戸の地で上映できて、満員御礼でとてもうれしい」と口火を切られました。
続いて、
「自分が老いていくことや、周囲の人の老いを目の当たりにする中で、
観客の皆さんもいろいろ考えることがあると思う」
「テレビのドキュメンタリーはわかりやすく作るため、
ナレーションで説明したり、
人気のある俳優に出てもらうことをするが、
映画では自分と父の本当の関係を見せて、
ナレーションで語るのではなく
皆さんに考えて欲しい」と話されました。
その他、映画に入れられなかったエピソードも話してくださいました。
相棒の現場では水谷豊さんが「右京さん」の格好で、
かつて織本さんに
「私たち新劇俳優は1から2、2から3へと順を追って成長するが
君は1から4とか予測のつかない成長をする。
いい役者になるよ」と言われて励みになった、
と語られていたそうです。
劇場で販売している監督の著書
『ジツゴト 2000の役を生きた俳優・織本順吉』
では、そのようなエピソードもたくさん盛り込まれています。
舞台挨拶後、観客の皆さんと交流する時間もあり、
皆さん作品の感想を監督と熱心に話されていました。
多くの作品で名バイプレイヤーとして活躍した織本さん。
その最晩年に実の娘がカメラを向け、
認知症などの病と闘いながら、最期まで演じ続けた姿を捉えたドキュメンタリー。
老いや死について、また演じるという事について考えられる作品です。
中村監督の舞台挨拶は明日6月1日(日)もあります。
映画の上映は6月13日(金)まで。ぜひご覧ください。















