
『逃走』4/6(日)の上映後、足立正生監督、古舘寛治さん、中村映里子さんの舞台挨拶を開催しました。2024年1月に、東アジア反日武装戦線のメンバーであり1975年の連続企業爆破事件の被疑者として全国指名手配されていた桐島聡が逃亡から49年後に入院中の病院で自らの名前を名乗るというニュースが全国的に報道されました。「ニュースを聞いて驚いた。49年も逃げ通した男が本名を名乗る。なぜ本名を名乗ったのか、それを考えてこの映画にした」と本作製作の経緯を最初に話された足立監督。2024年夏には撮影を敢行し、2025年1月の桐島の命日には公開したいと準備を進めたそうです。キャスティングに関しては桐島聡を演じる候補の何人かの顔写真を見たときに古舘寛治さんを見て足立監督は「ここに桐島がいる」と思いオファー。古舘さんは脚本を受け取り「本は面白いが、一度足立監督と会ってから決めさせてほしい」ということで足立監督と対面。足立監督と「本は面白かったか?」「面白かったです」とやり取りをした上で握手を求められ、出演が決定したそうです。古舘さんは「実際会うと面白い感じの方だったので楽しくなっちゃって、差し出された手を握り返したことが、人生の間違いのスタートでした」と冗談混じりに足立監督との初対面を振り返られました。中村さんも本作の出演オファーに関して、「古舘さん主演で、足立正生監督の作品」という形で最初にオファーが来て「足立監督のお名前を聞いた時に最初はどういう作品を撮ってきた方かというのがピンときていなくて。過去に撮られた作品を調べていて、大丈夫かな?と思った」とのこと。脚本が届き、それを読み、魅力的な本だと思ったそうですが「来た仕事はなんでも受けるという気持ちでいるんですけど、今回に関してはリスクがあるのかもと一瞬悩みました。」と正直な胸の内も吐露されていましたが、「思い切って飛び込んでみて、足立監督と出会えたことが俳優人生の中で良かったなと思っていますし、古舘さんとお芝居ができたことも学びがいっぱいの現場でした」とお話しされていました。桐島聡という実在の人物を演じるにあたって何か特別な準備があったのかという質問に対して古舘さんは「脚本を演じるために調べたり、足立監督に聞いたり。他のフィクションの物語の中の役を演じるのと変わらないような形でやったので、今回何かが大きく違ったということはなかった」とお話しされていました。足立監督はその古舘さんの話を聞いて、「(古舘さんに)本を読んで、やりにくいところがあったらやりやすいように書き換えていいから」と伝えたところ「シナリオの頭からお尻まで真っ赤に書き換えてきた」と発言。「こうやって話を色々とくっつけておもしろおかしくする。足立さんって本当にストーリーテラーなんですよ」と古舘さん。舞台挨拶の後半ではお客様からの質問や感想もお受けしました。舞台挨拶の最後には「この映画は若い人にも見て欲しいし、その時代の人が見て身につまされて泣きながら帰ったりもする。そういう想いがある以上、日本は救いようがある。底の抜けた政治と、底の抜けた経済を人々の手に取り戻しましょう」と熱いメッセージを送られました。

















