
『旅する身体』11/3(日)の上映後、志子田勇監督、内田結花さん(Mi-Mi-Bi演出/ダンサー)、三田宏美さん(手話通訳士/ダンサー)のトークイベントを開催しました。長編ドキュメンタリー映画にする予定はなく、記録としての撮影からMi-Mi-Biとの関わりが始まったという本作。「本作に収められている公演は2022年に撮影されたもの。Mi-Mi-Biは2022年4月から始まった」と内田さんからMi-Mi-Biの成り立ちをご説明いただきました。志子田監督から「(公演に至るまでの)コミュニケーションをどのように重ねて作り上げていったか」という質問が内田さん、三田さんのお二人に。内田さんはご自身もダンサーとして活動する中で盲の方と一緒に舞台に立つというのは初めてだったそうで「探り探りで。この言い方なら伝わるかも、というのをいろんな伝え方で投げかけた」とお話しされていました。三田さんは「盲の人には言葉・音声で、聾者には手話で、同時並行で進めていく必要性がある。だからこそ自分自身もより考えが深まったり、動きを工夫するきっかけになるようなこともあった。聞こえる人、見える人だけではこうはならなかった」ともおっしゃられていました。三田さんは手話通訳とダンサーを兼ねていたこともありふたつの役割の切り替えに苦労されたというお話もありました。「声でメンバーが話している様子を聞いて伝える、その逆も。それに加えてダンサーとして指示を受けながらダンスをするときは言語がないという状況。言語と言語を使わないことの切り替えが難しい」とMi-Mi-Biとして舞台に立つからこそ生じた難しさについても。「舞台上ではあらゆることが起こっていたんですね」という志子田監督の言葉があったように、映画に映っているもの以上にもMi-Mi-Biのクリエーションの豊かさを感じるトークとなりました。

















