
『伯林―大都会交響楽』は、1927 年の作品。
脚本は、カール・フロイント、カール・マイヤー、そして監督でもあるヴァルター・ルッ
トマンの3人で、カール・フロイントは同時に撮影も担当していて、彼は『メトロポリ
ス』などドイツ映画黄金期を支えた人、と鳥飼さん。
1920年代は年代はヨーロッパで、本作のような物語のないドキュメンタリー(部分的には演
出あり)がちょっと流行していたそうです。有名なところでは2年後に作られたソ連のジ
ガ・ヴェルトフ監督『カメラを持った男』(公開時の邦題は『これがロシアだ』)があり
ます。
『伯林~』は1日を5章に分けて朝から夜までの大都会の顔を描きます。この時期は第一
次大戦の敗北で負債を追ったドイツが立ち直り、復興していく時期で、非常に活気に満ち
ていました。その様子がよくわかります。
鳥飼さんは「列車の動きや工場の機械の動きによるリズム感を演奏で伝えようと思った。
働くだけでなく余暇を楽しむ人々、とりわけ多くのスポーツや文化に熱中する人々が生き
生きと捉えられている」と話されました。
また、「交響楽というタイトルのように全体を構築する映画に合わせ、演奏したいと思っ
て工夫した。作っている人たちも楽しんでいたように、観客の皆さんも楽しんで下さった
ら嬉しい。」と結ばれました。
(個人的感想として、映画館のスクリーンに足だけ映し出されたチャップリンの場面で、
彼の音楽を入れてくれたのが嬉しかった!)
『伯林―大都会交響楽』は7 月 17 日にも上映があります。
この機会にぜひお楽しみください。














