
『PARALLEL』7/15(月)の上映後に、田中大貴監督、ひと:みちゃん、加藤るみさん(ゲスト)、リモートで芳村宗治郎さんの舞台挨拶を開催しました。
公開3日目は、元SKE48・映画コメンテーターの加藤るみさんをトークゲストにお迎えしての賑やかな舞台挨拶となりました。本作を数回見たという加藤さんは、「スプラッターホラーのビジュアルという蓋を開けてみると、そこには傷を負った者たちの連帯とまっすぐな愛の物語があった。最終的に殺人鬼に制裁こそ下されるものの彼らの愛は続いていくというラストが好きです」と、物語の顛末について言及されました。
私、ライターの三宅がひと:みちゃん演じる奥寺正臣が好きであるとお話ししたところ、劇中の奥寺とJのように「生きてて」「すいません!」のコールアンドレスポンス“すいませんプレイ”が半強制的に始まり、劇場が一瞬にして奥寺のパワハラ楽屋に変わってしまいました。しかし、私個人は「そこにリアル奥寺さんがいる…!」と、感銘を受けたものです。
声のテンポや抑揚を抑えた間の取り方について指摘された芳村さんは、「内に秘めた殺人衝動がセリフの間に活きていた」と、ご自身の演技を振り返られました。「キャラクターにはそれぞれ心の傷があり、それを隠すために人間はどういう仮面を被っているのかを描こうと脚本を書いた」と田中監督。その中でも、芳村さん演じる美喜男はコスプレという仮面を被った内的な存在ですが、劇中アニメ『人造魔法少女カイニ』の話になると途端に活き活きと饒舌になるというギャップを意識されたそうです。劇中の損壊死体の電飾は、監督のおおまかな指示のもと芳村さん自身で制作されたそうで、芳村さんと美喜男との凄まじい一体感を想起させるものでした。
加藤さんは、劇中きっての悪女である佳奈について、「女社会の妬み僻みのようなあるあるが詰め込まれている。同じような体験をしたことのある人々に刺さるのでは」と、その印象をお話しされました。田中監督は「佳奈のキャラクターがSNSに明るい若い世代や宗教色の強い海外で受け入れられているのが面白い」と、様々な層からの評価に触れられました。
一度そのメンバーになれば、馴染みとなって監督の他作品でもその面々が見られるという田中組。田中組のホーム(と勝手に名乗ります!)の元町映画館にて、次回作を心よりお待ちしております!


















