
『能登デモクラシー』公開初日の上映後、五百旗頭幸男監督の舞台挨拶を開催しました。
地元の石川県ではミニシアターではお客さまが入りきらず、シネコンにて拡大公開が実現したという本作、当館でも初日満席の中、お客さまの温かい反応に五百旗頭監督も手応えを感じておられました。
今は石川テレビのドキュメンタリー制作部で取材を進めているという五百旗頭監督。通常のニュース取材とは違う判断が必要だったという肝になったシーンについて、その背景や判断に至った経緯を解説。今やオールドメディアと呼ばれ、SNSでバズらせたりPV数をいかに稼ぐかが評価軸となってしまった中、最大の持ち味である地道にコツコツ取材をし続けることをしっかり守りたいとし、震災前からずっと今でも穴水町を唯一取材し続けている自身の取材活動について語られました。
穴水町の吉村町長とどう対峙してきたのか、震災後に生まれた吉村町長の首長としての責任感や、その施策について言及した後、本作の主役である滝井さんご夫妻のお話へ。コツコツと手書き新聞を作り、自ら配り続ける滝井さんの活動から温かくて強い住民との信頼関係が紡がれ、とても大事なものが見えると五百旗頭監督。さらに妻の純子さんは人間だけでなく動物や植物にも「ありがとう」と声をかける姿に、「これからもあり続けて欲しい尊いもの」と表現されました。兵庫県出身の五百旗頭監督は映画を作りながら、混迷にある故郷のことを常に気にかけていたと言います。「穴水町には立場や意見が違えど、分断はありません」と呼びかけ、ぜひ滝井さんのようにお客さん自身の言葉で、この映画のことを語ってほしいと結びました。
『能登デモクラシー』五百旗頭幸男監督インタビューは、元町映画館公式noteで掲載中です。https://note.com/motoeihighschool/n/n7ae0dbac7070















