
『大好き ~奈緒ちゃんとお母さんの50年~』公開記念特集「奈緒ちゃん50年“いのち”の記憶」初日の9/7(土)、『奈緒ちゃん』上映後に伊勢真一監督の舞台挨拶を開催しました。
重度のてんかんと知的障害があり「長くは生きられないだろう」と言われた姪の奈緒ちゃんの“元気な姿”を家族のために残そうと撮影が始まったのは奈緒ちゃんが8歳のお正月。新作『大好き』では50歳を迎えた奈緒ちゃんの日常を映し出します。「こんなにずっと撮り続けることになるとは思っていなかった」と伊勢監督。
奈緒ちゃんが生まれた1973年は伊勢監督が映像の仕事を始めた年でもあります。記録映画監督だった父・伊勢長之助さんの盟友だったベテランスタッフたち、特にカメラマンの瀬川順一さんに厳しくも支えられ、現場が学びの場だったというエピソードも。そんな瀬川さんが逝去され、もう作れないと思っていたけれど、奈緒ちゃんが持つ魅力に加え、成長と共に変わっていく家族の姿を見ていて「やっぱり撮らねば」という気持ちで続編を制作していき〈奈緒ちゃんシリーズ〉が生まれました。
新作『大好き』は、伊勢監督の姉であり奈緒ちゃんの母である信子さんが80歳を迎えて終活を始めたことが制作のきっかけでした。伊勢監督ご自身にも癌が見つかり、生死についても思いを馳せながらの撮影だったと言います。シリーズを通して鑑賞することで、改めて見えてくるものがありそうです。毎回「これで終わりかな」と思いながらも、今回も「続きが見たい」「続きを楽しみにしている」という感想が多く寄せられたと笑う伊勢監督でした。















