
『大好き ~奈緒ちゃんとお母さんの50年~』9/14(土)上映後、伊勢真一監督の舞台挨拶を開催しました。姪の奈緒ちゃんとその家族の日常を撮った“奈緒ちゃんシリーズ”最新作、最初の撮影から42年を経て5作目となります。「我ながらよく撮り続けたとも思うけど、よく撮られ続けてくれたなぁ」と伊勢監督。第1作『奈緒ちゃん』の完成披露上映では、奈緒ちゃんの母・信子さんは「自分のシワや家の散らかりが気になって」と映画に集中できなかったと漏らしていたそう。2作目、3作目と続くうちに慣れてきて、本作制作のきっかけは、心臓手術を経て信子さんが終活を始めたことでしたが、映画が完成して「むしろ元気になった」と嬉しそうに微笑まれます。
「僕はメッセージを主張するドキュメンタリーを作るタイプじゃない。生きる人をしっかり映すことで、観た人がそれぞれで意味を捉まえ自分のものとして受け止めてもらうという作風」と伊勢監督。本作では、奈緒ちゃんを育てる中で、信子さんが感じてきた【いのち】のことが伝わってきます。観た方からも素敵な感想が次々に寄せられているそうで、「映画より良いかもしれないね」と笑いながら、お腹の中の子が障害を持っている可能性があると知り出産を迷っていたという方の感想を紹介されました。
また、終盤で奈緒ちゃんが「トモヤ、またね」とカメラに呼びかける場面があります。これは伊勢監督の息子でご自身も監督である伊勢朋矢さんのこと。本作の撮影を手伝われたそうで、「僕がくたばってもその後は朋矢が撮ってくれるかな。奈緒ちゃんの“またね”はその予言かもしれない」と話されました。














