
特集「元町映画館と映画作家の10年ちょっと。」11/30(火)の『さよならも出来ない』上映後、松野泉監督と出演の上野伸弥さんの舞台挨拶を開催しました。当館では2017年に公開した本作、久しぶりに劇場で鑑賞された松野監督は開口一番「こんなに声の小さい人ばっかり出ている映画だったかなと驚いた」。え、そこ?!と思いましたが、同じく劇場で鑑賞された上野さんも「そうですね」。それは意図したものなのか尋ねると、「俳優ワークショップ参加者とつくった映画なので、ふだん演技をしない人たちも多数出演していて。“大きな声を出す”ということが自然な演技の枷になることは避けたかった」と松野監督。なるべく無理のない状態で演じてもらうべく、ワークショップ中に知ったり感じたそれぞれのキャラクターに合わせた役をつくっていったと話されました。「どう演じるか、というものではなく、“相手の話を聞く”ことに重点を置いたワークショップだった」とワークショップに参加された上野さん。松野監督は各人に合わせて脚本をつくったと話されましたが、上野さんの場合は少し違っていて、「普段と真逆なタイプをぶつけてみたら面白そうだ」と感じ、そんな役をつくられました。最初はなかなか役を掴めずにいた上野さんですが、相手役との対話の中で掴んでいったと話され、ワークショップでの実践が活かされているのだと感じました。
















