
2020年の元町映画館10周年を記念して、元町映画館にゆかりある監督たちが参加したオムニバス映画『きょう、映画館に行かない?』アンコール上映を記念し、2/1(土)上映後にリモート舞台挨拶を開催しました。
登壇されたのは、メッセージ映像2本目の今井いおり監督、『神戸 ~都市がささやく夢~』衣笠竜屯監督、『オードリーによろしく』加藤綾佳監督、『あなたが私に話しかける言葉を聞きたい』松野泉監督、『光の窓』鈴木宏侑監督、撮影の近藤康太郎さん、クレイアニメを担当した和田みさとさんです。
メッセージ映像2本目の今井監督は「(自身の)初劇場公開作品『ろまんちっくろーど 金木義男の優雅な人生』を大阪以外では元町映画館で初めてかけてもらったので、金木義男さんの力を借りて撮りました」と撮影の経緯をお話されました。現在、東京ドキュメンタリー映画祭で上映された新作を再編集中とのことで、完成したらぜひ当館で観ていただければと思います。
『神戸 ~都市がささやく夢~』の衣笠監督は「神戸と映画の歴史なら資料を集めて2週間でできる、と思ったが、資料収集と許可取りに苦労し、その後コロナ禍もあり1年以上かかりました」「短編10分のつもりが40枚のシナリオが出てきて、最終的に18分になりました」と苦労話を語られました。現在、その長編版である77分の劇場版も作成されており、「キャラクターも増えて退屈はしないと思います!神戸の歴史を漂ってもらえれば」とメッセージをいただきました。当館で上映予定なのでお楽しみに!
『オードリーによろしく』の加藤監督には「出演者3名とも関西なので元町映画館で撮りたいと思いました」「中華街がよくて、チャイナテイストの作品×自分の好きなオードリー・ヘップバーンで『ローマの休日』リスペクトの作品になり、気に入っています」「映写室でフィルム映写させてもらったのもよい思い出です」といったお話をうかがいました。現在4月クールのドラマを撮影されているそうで、気になる方はぜひ監督のXをフォローしてみてください!(@aya_kato1017)
映画の方も、1年前の『東京遭難』ぶりの新作を期待しています!
『あなたが私に話しかける言葉をききたい』の松野監督は、普段録音技師として活動されており、本作の制作中も塩田明彦監督の作品に関わられていたそうです。そこで、東京で元町映画館と関係する作品を、という事で、監督の前作『さよならも出来ない』に出演した土手理恵子さんご家族(夫は当館元スタッフ)に出てもらい、録音機材もあるので「音を録る人」を主役にした作品になった、と経緯をうかがいました。「コロナ禍で人に会うのが難しい時期だったからこその作品になった」というコメントが作品を表していると感じました。
最後に『光の窓』チームの鈴木監督からは「この企画開始後、コロナ禍が加速して映画館は必要なのか?と問われた時期だった」「映画館は自分の人生を豊かにしてくれた大切な場所なので、また人が映画館に来たいと思える作品にしたかった」と想いを語っていただきました。また、それまで元町映画館との接点は俳優としてだったので、「監督としては(短編しか)ないのによく声をかけてくれました」と感謝の言葉をいただきました。その後、長編『めためた』を撮って当館に帰ってきてくださったのは、映画館としてもうれしい限りです。
『光の窓』最後のセリフ「きょう、映画館に行かない?」は本オムニバス企画のタイトルにもなっており、メインビジュアルもそのシーンのカットを使っています。本企画の象徴的な作品になっていると改めて感じました。
また、クレイアニメの和田さんからは途中から作品に参加した苦労話、撮影の近藤さんからは「普段やらない撮影手法をいろいろと試すことができた」とさまざまなカメラの撮り方についてお話をうかがいました。
鈴木監督の新作は現在9割程度完成しているそうで、楽しみにしています。
最後に皆さんから「同窓会のようになってきているので来年もぜひ参加したい」「15周年、20周年に向けて新しいことができたら」といったメッセージをいただきました。改めて、参加いただいた監督の皆さん、本当にありがとうございました!


















