
『きょう、映画館に行かない?』12/1(水)の上映後、『Home Coming Daughters』草野なつか監督の舞台挨拶を開催しました。このオムニバスを改めて全編通してご鑑賞された草野監督、どの作品も作家の“やりたいこと”がちゃんと前面に出ていて、個性的でいてどこか少しずつ繋がっているように感じたと話されます。元町映画館10周年を祝うという企画であるため、それぞれの参加監督の映画への、映画館への思いがベースになっているからでしょうか。草野監督はお義母さまが神戸に住んでおり、神戸という街との繋がりから本作を着想されたそうです。コロナ禍で神戸での撮影は叶わず、神奈川にお住まいの実家のお母さまへの聞き書きをもとに本作を制作されました。聞き書きのテキストを朗読するのは、澁谷麻美さん。草野監督作品ではおなじみの女優さんで、ファンとしては嬉しくなってしまいます。澁谷さんが読み上げるお母さまの記憶の記録、それに差し込まれる風が通る古い家の映像。自分にとってゆかりも何もない言葉であり場所であるのに、どこか古い記憶にタッチしたような、懐かしさを感じる作品です。「個人的な記憶だけど、それを他人に観せることで普遍性を獲得する—それって“映画”だなって思うんです」。















