
『上飯田の話』初日の7/27(土)上映後、たかはしそうた監督、保険の営業の女性を演じた竹澤希里さん、そしてスペシャルゲストとして映画監督・脚本家の鶴岡慧子さんをお迎えしてトークを開催しました。
“場所”を足がかりにした本作について、「高齢化が進み、繁栄が過ぎ去った場所なのに、湿っぽさが一切なく明るく称えているところが素敵」だと鶴岡さん。上飯田はたかはし監督の祖父母が住んでいた場所で、「馴染みはあるが祖父母の家との往復ばかりで周囲や町の状況は特に見えていなかった。自分の知らないことは語らないことがそんな印象に繋がったのかも」とたかはし監督。鶴岡さんは「町の生活が意図せず映画に取り込まれていく、その“余地”が心地良く、不思議な調和が生まれている」とも話され、ご自身の作品でも偶然を取り込むことに興味があると話されました。たかはし監督は「お邪魔する」というスタンスで、そこにある日常の邪魔にならないように撮影したそうです。竹澤さんも、「本当の意味で町のリアルな時間を切り取った作品」と感じたと話されました。
もう1テイク撮りたいときに具体的な理由を言ってしまうと、それを担当する人が頑張らなきゃと思ってしまうことが本意ではないと、たかはし監督が“発明”した理由が「シネマじゃなかったんで」というエピソードにはお人柄も現れていて笑いました。俳優陣もこっそり「あれってどういう意味?」と噂していたのだとか。作品と同じ空気が心地よいトークでした。

















