
『かば』2/27(日)の上映後、川本貴弘監督の舞台挨拶を開催しました。“蒲先生”は同志社大学出身、京都で非常勤講師を勤めていらしたことから、京都出身の川本監督に「蒲先生の伝記映画を作ってもらえないか」との話が来たことが発端でした。人権教育に尽力した教師ということですが本が出ている有名人というわけでもなく、既に亡くなられていたため会うことも叶わず、そんな「知らん人」の映画なんか作れない、と最初は断ったそうです。ところが西成で教えていた当時の同僚の元・先生たちから何度も飲みに誘われいろんな話を聞いているうちに、その熱意に押されるようにして映画制作が始まりました。とはいえ「蒲先生ってすごい人なんやで」という話よりも「蒲もええけど俺はもっとすごかったんやで!」みたいな話が多かったと客席を笑わせます。知らなかった西成の町を3年かけて取材し、生徒役の子どもたちとは7ヶ月をかけてリハーサルを行いました。最初企画に気乗りしなかったのは「差別問題に関心がなかった」からだと川本監督。いろいろ調べていくうちにどんどん関心が高まっていったと話します。そのため、映画は問題を訴えるものではなく、深く掘り下げるものではなく、あくまで【入口】としてのエンタメ性を重要視されました。ここから生まれる気づきが、その後の世界を変える力になるのかもしれません。















