
『かば』2/26(土)の上映後、川本貴弘監督とさくら若菜さんの舞台挨拶を開催しました。作品の完成まで8年かかったという本作。苦労の大半は「お金」と話します。舞台となる1985年の空気をちゃんと見せるために先生たちや登場人物はタバコを吸いまくるし、被差別部落や在日韓国・朝鮮人というキャラクターがメインとあっては「企業がスポンサーについてくれない」と川本監督。結局、制作費は個人によるカンパを地道に集めたそうです。製作委員に名を連ねる“蒲先生”の元同僚たちも退職金をつぎこむことになったとか。劇中のエピソードは川本監督が西成の町を3年間じっくり取材した中で聞いた実際のものばかりを使っているそうです。川本監督が「いい“昭和顔”だ!」とキャスティングしたというさくらさんは、まず「こんなこと、本当にあったの?」というところからのスタートだったと話します。今とは何もかも違う時代のドラマを「嘘なく」作り上げていくために、生徒役のみんなとは7ヶ月にわたるリハーサル期間を設け、最初の数ヶ月はこの時代について各自自分で調べるように促したそうです。さくらさんも母親に話を聞いたり蒲先生の元同僚たちの話を聞いたり、同和問題についての分厚い本を何冊も貸してくれた方もいたのだとか。お客さまからの熱い感想もたくさんお聞きできました。
















