
イスラーム映画祭7『天国と大地の間で』5/6(金)の上映後、本映画祭主宰の藤本高之さんによるミニ解説を行いました。本映画祭ではこれまでもパレスチナ映画を取り扱ってきましたが、その映画の権利元はヨーロッパの国であったりレバノンだったりしたそうです。ところが本作の権利元はヨルダン川西岸地区にある映画会社で、パレスチナに権利がある作品の上映は初めてということです。2000年代初頭から映画制作をしているナジュワー・ナッジャール監督は、父親がヨルダン人、母親がパレスチナ人の女性。劇映画だけでなくドキュメンタリーも手掛けているそうで、本作でも訪ねる人々の証言により物語が進んでいくという構成はドキュメンタリーっぽさを感じさせると藤本さん。パレスチナに対する固定化されたイメージを壊したいとナッジャール監督は語っていたそうで、主人公の夫婦が富裕層であるところがまずめずらしい作品です。【ユダヤ VS アラブ】【パレスチナ VS イスラエル】という二項対立に見えるよう仕向けたイスラエルの政策により、世界からパレスチナ問題はこのように単純に見られがちですが、本作は決してそうではないということを描き出しています。














