
『アイアム・ア・コメディアン』7/13(土)の上映後に、村本大輔さん、日向史有監督の舞台挨拶を開催しました。
もともと村本さんのNY生活密着企画として2018年にTV番組で制作が始まったものの、とある経緯で頓挫してしまい、そこから映画化が構想されたという本作。NYでの武者修行、コロナ禍の苦悩、家族との関係などを3年間に渡って密着したもので、様々な障碍を乗り越えて迎えた全国公開に、お二人とも喜びを語られました。
日向監督は、村本さんについて「コメディに対する一途さが印象的。会話の中でネタを試し、何かあるとすぐメモを取って、毎晩コメディクラブで新ネタを披露するという日々を送る村本さんは楽しそうでキラキラしている。ネタ中、お客さんの爆笑のなか『夢の中にいるみたい』と呟くのを聞いて、自分自身と未来にワクワクしているのだと思いました」と、その知られざる人間性を明かされました。
村本さんは、スタンダップコメディについて「『自分の話をする』というのが魅力的。日本では学歴や差別、障がいなど自分の責任ではないことを恥だと思いがちだが、人と違うことや隠したいようなことを面白がるのがスタンダップコメディ。自分の意見を言うためには覚悟と勇気が必要で、そこに憧れもありました」と、日米のコメディに対するスタンスの違いをお話しされました。
他にも村本さんは、日本と他国における国民性や政治意識の違いについてユーモラスに言及されましたが、それは鋭い指摘の示唆に富んでいるものでした。特に、アメリカ人は自分に強い自信があるが日本人はそうではない人が多いという精神風土について「すべての日本の大人に言いたい!子どもに自信喪失の呪いをかけるな!」と言い切った村本さんに、劇場は拍手喝采の大盛り上がり。続編『アイアム・ア・コメディアン2』(「『アイアム・ア・ホームレス』にならないようにね」と村本さん!)への意欲もあるようで、ますます今後の村本さんの動向に目が離せません。
爆笑と拍手が湧き起こった熱気あふれる舞台挨拶はさながらスタンダップコメディで、ここは元町映画館ではなくNYのコメディクラブなのではないかと錯覚するほどでした(!)。コンプライアンスや圧力に屈することなく政治的信条や現代社会への問題提起を自分の信じるコメディに昇華しようとする、そんなコ“メディア”ン・村本大輔の純粋な情熱に圧倒されてやみません。
















