
『華のスミカ』初日の11/13(土)上映後、林隆太監督とプロデューサーの直井佑樹さんの舞台挨拶を開催しました。15歳のときに父親が中国人だと初めて知った林監督。当時は中国に対しネガティヴなイメージしかなく、周囲の友人らにはとても言えずに隠していたそうです。その後、祖母が認知症となり、父の体調不安もあって「今このことと向き合わなければ」と取材を始めたそうです。母方の親戚のことはよく知っているのに父方のことは何も知らない、それは親不幸なことと感じたと話されます。日本映画学校で林監督と同級生だった直井さんは、ご自身が香港で育ったということもあり、林監督の企画に興味を持たれたそうです。プロデューサーという肩書ではありますが、大半の撮影を担当されていたり編集を林監督とふたりでされたりと、ずっと作品に伴走してこられました。神戸に取材で訪れた9年ほど前に偶然元町映画館の前を通り、「中華街に近いこの映画館で上映できたらいいな」と話されていたそうです。元町映画館ができて1~2年ほどのころです。また、〈華僑〉という言葉は線を引かれたように感じるとも林監督。外国では「日系ブラジル人」「日系アメリカ人」などという表現をするのに、日本国内ではなぜ「中国系日本人」と言わないのか。ふだん何気なく使っている言葉にも、相手との間に線を引いているのかもしれないと気づかされる言葉でした。
















