
『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』2週目の6/9(日)、原案となった書籍「彼は早稲田で死んだ」(文藝春秋刊)著者でジャーナリストの樋田毅さんにお越しいただき、上映後に舞台挨拶を開催しました。
本著は2年前に書かれたという樋田さん。鴻上尚史さんが手がけたドラマパートでのリンチシーンを「凄惨だと思われたでしょう?」とお客さまに問いかけます。これは映画的な誇張表現ではなく、実際の出来事を忠実に再現されたものだと話します。というのも、樋田さんはリンチに関わった革マル派のひとりに2回会って詳しく当時の話を聞かれ、その取材メモを代島監督を通じ鴻上さんに渡し、それを元にドラマパートが作られたのでした。
本に収録する予定で取材が行われたものの、直前にご本人から中止要請があり実現しなかったそうです。そのメモが映画で活かされることになったのは樋田さんにとっても思いがけないことだったかもしれませんが、世に伝えられ私たちが知ることができて良かったです。リンチに関わったメンバーの「殺すつもりはなかった」というのは本当だったそうで、川口大三郎さんが亡くなったとわかるとみな大きなショックを受け、樋田さんの取材相手は目眩がして立っていられないほどだったと話したそうです。
映画で描かれた内容からこぼれ落ちたこと、たとえばここまで学生運動に熱中できなかった一般の学生はどうだったのかということや、革マル派のメンバーが後年語った悔恨なども、本には収録されています。「映画と本、両方見ていただくことで当時の状況がよくわかる」と話されました。















