
1972年当時第一文学部に在学していた弱冠二十歳の川口大三郎君が内ゲバにより大学構内で殺された事件を関係者へのインタビューと鴻上尚史の演劇パートで描く『ゲバルトの杜』。代島治彦監督にお越しいただき色々お話を伺いました。セクト間の抗争で死者が出ることも珍しくなかった内ゲバを題材にするにあたって、当時の関係者は現在70歳半ばになることから、歴史的証言として残さねばという思いが製作の動機にあったそうです。このような過激な政治が大学からは消えて久しいけれども、気候変動、パレスチナ問題、ウクライナ戦争など政治的問題で声を挙げることは今も必要だとも代島監督は言われました。観客の中には当時早稲田大学に在籍された方もいらっしゃったり、また当時をよりよく知る方から映画の不足を補うような発言も見られました。余談として兵庫県出身の作家、村上春樹さんも当時早稲田に在学中で代島監督も「海辺のカフカ」「ノルウェイの森」を引いたり、「壁」の隠喩を語ったりされてこの事件の影響関係を語られました。映画『ゲバルトの杜』は6/14(金)まで上映しております。ちなみに代島さん、鴻上さんも早稲田出身で川口君より6歳年少の世代です。















