
特集企画「映画で旅する世界」11/6(土)『草原の河』上映後、字幕翻訳者で映像プロデューサーの松尾みゆきさんにお越しいただき、トークを開催しました。日本人観光客相手に商売するため日本語学習ブームが起きていた2006年から、松尾さんは日本語教師としてチベット人が多く住む中国青海省・西寧に住んでいました。ところが9年経つと日本語を学ぶ人も少なくなり、そろそろ帰国しようと思っていた折、チベット人の友人から「すごい映画を上映するから絶対に観るように」と言われ、体調不良を押して劇場に。満席と断られたものの諦めきれずにいたところ、出てきた責任者はかつての教え子だったそうです。映画の仕事を夢見ながらも家族の反対に遭い、故郷で教師となったはずの彼は、夢を諦めずソンタルジャ監督と一緒に映画を制作していたのです。そして貴賓席に案内され観た映画が本作でした。チベット人によるチベット語の映画を劇場で初めて観て、いたく感動した松尾さんは教え子を通じてソンタルジャ監督と知り合い、日本に紹介することに。2017年4月に岩波ホールで公開された本作は、日本で初めてロードショー公開となったチベット映画となりました。演技経験のない素人ばかりが出演し、あまつさえ主演は幼い少女という本作を、どのようにソンタルジャ監督が作り上げていったのかを詳しくお話しいただきました。また、ソンタルジャ監督が映画に込めている思いを、監督ご本人の言葉を翻訳して紹介してくださり、映画の素晴らしさと合わせてとても心に染み入るトークでした。















