
特集上映「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤーセレクション」初日の2/12(土)『裁かるゝジャンヌ』上映後、サイレント映画楽士の鳥飼りょうさんのトークを開催しました。活動弁士と鍵盤奏者と一緒に、鳥飼さんは打楽器奏者として会社員をしながらサイレント映画の伴奏を始められたそうです。勉強のためにと様々なサイレント映画を観始め、そんな時に紀伊国屋書店からリリースされた『裁かるゝジャンヌ』DVDを観て「弁士の言葉がなくても、映像と音楽だけでこれだけ雄弁に語れるんだ」と衝撃を受けたと話します。この盤の演奏は、関東を中心にサイレント映画の伴奏で活躍される柳下美恵さん。この衝撃をきっかけに鳥飼さんはピアノ単独で伴奏をされるようになり、会社を辞めて専業の楽士として独立されるまでになったので「人生を変えられました」と笑われます。今回の上映の演奏は、ポーランド出身のオルガニスト、カロル・モサコフスキによるパイプオルガンでした。ジャンヌの心情の変化を細やかに掬いとる柳下さんの伴奏とはまったく異なり、もっと俯瞰した、言ってみれば“神の視点”のような伴奏で、それはジャンヌ・ダルクという存在に対して宗教などを絡めた視点の違いかもしれないと感想を述べられました。本作のみならずサイレント映画ならではの楽しみについてもお話しいただきました。















