
「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」12/11(土)の『クローズ・アップ』上映後、今作の上映を熱望された映画監督の深田晃司さんによるレクチャーがライブ中継にて開催されました。20歳前後の時に今作を鑑賞し、どうしてこんな奇跡のような映画が撮れるのかと衝撃を受けた深田監督。「映画監督には“現場で撮ることが楽しくて撮る人”と“好きな映画を追いかけ続ける人”の2種類がいて自分は後者だ」と語る深田監督は、久しぶりに今作を見て映画を撮っている自分の気持ちを思い出されたそう。なぜあのような自然な演技が撮れるのかという話題においては、「20世紀、“無意識”という概念の歴史的な発見の前後で演技への見方というのははっきり変化して、演技とそうでない部分の境界が曖昧になった。訓練された職業俳優は良くも悪くも自分の身体を説明のためにコントロールできるが、本来の私たちの動きというのは関係のないノイズに溢れており、キアロスタミ作品の自然主義的な演技には適切な量のノイズが存在している」と語られました。また、劇中にもあった「監督が頼めば演者や一般市民はなんでもやってくれる」という監督の権力性やカメラの暴力性にも触れ、「そういった文化の態度が今、見直されつつある」と語られました。















