
『アディクトを待ちながら』2日目の7/28(日)上映後、ナカムラサヤカ監督、ゲーム依存症の少年・テルを演じた横山琉斗さん、劇中歌を担当されたシンガーの杉田あきひろさんの舞台挨拶を開催しました。
杉田さんは2016年に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕後、回復施設で数年を過ごされ、昨年からは神戸市にお住まいです。1回目の鑑賞時は当事者としての自分ばかりを反映して観たそうですが、2回目はご自身のご家族や周囲の人の姿が浮かぶようになったと話されます。本作は俳優のワークショップが発端となり制作された作品ですが、お客さまに観てもらうための“仕掛け”としてナカムラ監督が考えたのがラスト15分での“サプライズ演出”。そこで映し出されたリアルな表情や反応を見たことで、周囲の人たちに思いを馳せられたと杉田さん。苦しくても一歩一歩進み続ける、ご自身の回復についてもお話しくださいました。
父親がギャンブル依存症だったという経験を持つ横山さんは、そんな父親を見て「自分に甘い」「意志が弱い」と思っていたそうですが、ちゃんと知識をつけたら考えが変わったそうです。知らないからこそ、簡単に切り捨ててしまう—それは世間も同様だと感じます。「回復できることを見せて、希望を提示していきたい」とナカムラ監督の力強い言葉で締め括られ、大きな拍手が贈られました。

















