
『ある惑星の散文』7/9(土)・10(日)の上映後、深田隆之監督の舞台挨拶を開催しました。本作は、【ルイと芽衣子の物語】【本牧という場所】【惑星・宇宙という抽象的モチーフ】の3つの要素から構成されていると深田監督。物語があり、その背景としての場所があり、ラストに向かってドラマを進めていく…という普通のつくりではなく、3つの要素がそれぞれに作用しあったら何が生まれるのか?を探求した作品だと話します。そのためシナリオ制作とロケーション探しは同時に進められ、土地の存在感が人物と並ぶほどに強く残る個性が生まれました。場所と言えば、映画館(シネコン)の廃墟は圧巻!映画好きにはたまらない魅力があります。このステージで芽衣子が台詞を言うシーンは、まさに宇宙に浮かぶ惑星のようでした。とても重要なシーンですが説明は省かれており、どう観る人に伝わるのか(または伝わらないのか)が撮影時はまったくわからず賭けだったと話されました。ほかにもどこかユーモラスな音楽の使い方から「音」へのこだわりをお聞きしたり、いろんなお話をしていただきました。人と人の関係を円運動を行いながら他と近づいたり離れたりする惑星に例え描かれた本作は、独特の温度と重力を持って観る者に染み込んできます。今後の作品もとても楽しみです!
















