
『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』公開初日の上映後、食と農078にて「いのちのスープ」教室を開催しました。
講師は、辰巳芳子さんの内弟子として17年間共に過ごし、90代になっても精力的に活動する辰巳さんを食で支え続けてきた料理研究家、辰巳芳子スープ教室主任講師の対馬千賀子さん。対馬さん曰く「良い材料さえあれば誰でも作れる」という玉ねぎのぽったら煮と、数種類の野菜を使ったクレソンのポタージュを教えていただきました。
講義では、辰巳さんが80代で始めた大豆100粒運動を支える会の代表理事である助手の種子島幸さんとテンポの良いトークを展開しながら、要所要所で辰巳さん直伝の“鉄の掟”を次々と伝授。「(茹でる前に)野菜の茎と葉は分ける」「野菜の切り方は同じ幅に」と、その掟の理由を説明しながら対馬さんが野菜を剥いたり、切ったり、炒めたりする手元を、受講者は場内の大型モニターでしっかりと確認することができます。ザルやジャガイモを剥く時に使うナイフ、鍋など、道具類の説明も丁寧にしていただき、良い食材だけでなく良い道具がなぜ必要なのかもよくわかりました。
受講者からの質問に随時答えながら、2種類のスープを同時進行で作り上げ、火加減、塩加減、具材を入れるタイミングという料理の大事な部分についてもご自身の経験をもとにご説明。辰巳さんから「野菜の声を聞きなさい」と教わったという対馬さんが、野菜に合わせて料理を作ることについてお話してくださったのが印象的でした。
2種類のスープを順番に試食するひと時は、素材の味が存分に活かされた優しい味わいに「美味しい!」の声があちらこちらから溢れます。野菜から調味料まで、良い素材を厳選し、丁寧に作ったスープはまさに“命を支える”と実感しました。「とにかく作り続けること」と対馬さん。スープ教室終了後は、元町マルシェによるこの日スープ教室で使った兵庫の玉ねぎ、クレソンセットの販売も。このお野菜セットは、引き続き元町マルシェ(食と農078の隣、元町高架下)でお買い求めいただけます。
元町映画館では上映期間中、体に無理なく、何度でも食べられる料理が掲載されている対馬さんの新著「滋味深い料理 ささやかで豊かな日々を送るためのレシピ集」、師である辰巳さんを支えた献立日記や12ヶ月のレシピ、エッセイを掲載した対馬さんの初書籍「あるべきように 辰巳芳子の長寿の食卓」を販売しています。
また全国の学校で子どもたちの未来のために提唱している大豆100粒運動もサポートを募集中です。https://daizu100.jp/




















