
11月1日、鳥飼りょうさんによる伴奏付き上映、Silent Film Liveシリーズ28として、『オペラの怪人』上映&トークを開催しました!
今回のSilent Film Liveは「オペラの怪人公開100周年 ロン・チェイニー特集」です。
『オペラの怪人』はいわゆる『オペラ座の怪人』のこと。1925年のこのサイレント映画が、ガストン・ルルーの小説初の映像化作品です。映画はハリウッドのスタジオにオペラ座のセットを組んだ大作で、怪人を嬉々として演じるロン・チェイニーの演技に加え、展開が多く見どころ&聴きどころの多い上映となりました。
上映後のトークで、鳥飼さん曰く「作中にオペラ(『ファウスト』)が出てくるので実際の曲を弾かないわけにはいかず、それが結構難しいんです」とのこと。また、シーンの切り替えを音楽でアシストすると作品が見やすいため、切り替わりの少し前のカットを覚えておいて、曲調を変えて演奏している、といった工夫を話していただきました。
本作の怪人はあまり背景情報が描かれず、一方的にヒロインへの愛を募らせ、周囲を恐怖に陥れるモンスター的な側面が強いキャラクターです。その後何度も映像化され、ミュージカルにもなることで、人と違う容姿に生まれた怪人の悲哀が描かれるようになるなどキャラクターも変化している、といった話がありました。改めて公開100年の重みを感じますね。
お客様からは色に関しての質問が。この作品はシーンごとに地下なら青や緑、オペラ座内部は茶色や黄色っぽい色で、フィルムを着色して見せています。特に印象的なのは仮面舞踏会のシーンで、2色になっており、当時は2種類のフィルムを重ねて上映していたとのこと。映写技師のスキルによってボケてしまう事もあったそうです。
実際、そのシーンは赤いマントを被った骸骨の仮面の怪人が強烈な印象を残します。ここぞという場面でお金をかけて撮っていたようです。
怪人が仮面をはがすシーンや、ノートルダム聖堂を横目にセーヌ川にいたる最後の逃避行など、ロン・チェイニーの怪演は必見!!『オペラの怪人』は11月4日(火)、11月7日(金)にも上映があります。ぜひこの機会におこしください。















