
8/9(土)『水の中で深呼吸』上映前に、石川瑠華さん、安井祥二監督の舞台挨拶を開催しました。上映前の舞台挨拶ということで、ネタバレを含まず鑑賞がより楽しみになるようなお話をたくさんしてくださりました。
まず、本作を製作することになったきっかけを安井監督に伺うと、「知人から自分は男性か女性か。男性が好きなのか女性が好きなのか。という話をされたことがきっかけとなりました。そこから取材を重ねていく中で、自分が知らないということで人を傷つけてしまう可能性があると思って自分の中ですごく反省して、それを解消していきたいと思ってこの企画が動き始めました。」と語られました。また、石川さんには本作に出演することになったきっかけを伺うと、「高校生の時に主人公の葵と似たような感情を覚えたことがあって、その当時自分は周りの目ばかり気にしていたからその悩みをなかったことにしてしまい、それをすごく後悔していました。それで、過去の自分に届けられる作品を作れたらなと思ってオーディションに参加しました。」とお話。本作がお2人の経験から生まれた作品であることが伺える場面となりました。
本作で印象的な美しい水中のシーンについては、「光の差し込み方とか泡の出方とかを気を付けたけど、演じる側はそれを確認できないから何回も飛び込んで絶妙なさじ加減で苦戦しながら撮影しました。」と撮影秘話を教えてくださりました。また、劇中では同級生の役柄ですが実際のキャストの皆様の年齢は様々であることから、石川さんに撮影中の共演者の方々との雰囲気を伺うと、「自分の過去作を見てくれていたりしたのでいつ幻滅されるかとか、お芝居でひとつ気を抜いたら下がる一方だと思って・・・。もちろん嬉しかったけれどプレッシャーもありました。」とお話しされました。
最後に、本作について石川さんは「悩んでいる気持ちを肯定したいっていう思いがあって、やっぱり悩んでいるときって自分を肯定することが一番難しいからこそ、映画だったり外側から影響を受けたもので心が軽くなる瞬間はあるし、そういう映画にしたいと思っていました。安井監督は嘘がない人だからこの映画は信じていいと思える。」と語られました。安井監督は、「曖昧だったり言葉にできない表現があったりします。男性か女性かという二元論ではなくてその間にあるものを伝えていきたいなと思って作っているのでこの映画を見て優しい気持ちになってくれたらいいなと思います。」とお話。安井監督、そして石川さんの、
自分自身そして他者も肯定したいという気持ちから『水の中で深呼吸』という嘘がなく優しい映画が生まれたのだと感じられる舞台挨拶となりました。
















