
4/12(土)『ウリリは黒魔術の夢をみた』ティミー・ハーン監督とヤマクニキョウコさん(フィリピン映画研究)のトークイベントを行いました。フィリピン在住のティミー・ハーン監督とZOOMを繋ぎこの日は進行。最初にティミー監督から「いろいろな感情を見てくださったお客様と共有したい」という挨拶があり、トークはお客様とティミー監督とのQ&Aからスタート。ラストシーンについての言及、モノクロ画面についての質問など序盤からたくさんお客様から手があがり、ティミー監督に答えていただきました。ヤマクニさんからは「ネガティブな意味じゃなく”衝撃的な映画”とは思わなかった」という感想が飛び出しました。フィリピンの根源的なルーツを表した作品でもあるとヤマクニさん。”ポストコロニアリズム”(=直訳で「ポスト植民地主義」、西洋を中心とするかつての帝国主義、植民地主義に対する反省的な態度を意味する)と、「ウータン・ナ・ロオブ」(=恩義。自分に親切にしてくれた人には恩返しする義務がある)という単語、の2点について以降は焦点を当ててトークが進行しました。ティミー監督へ「ウータン・ナ・ロオブ」をどう描いたか、意識的に描いたのかという質問がヤマクニさんから飛ぶと、「意識するというより自然と出てくるもの。主人公のキャラクターもある意味フィリピンっぽいものが出てる。昔ながらのウータン・ナ・ロオブ(恩義を感じるもの)と今の時代に合わせての変化というものも描けていると思う」とティミー監督。この後、改めてお客様からの質問受けていただく時間を取りながら本作についてはもちろん、フィリピンという国自体やフィリピンの歴史背景について余すところなくティミー監督とヤマクニさんにお話しいただいたトークイベントとなりました。
















