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「Women’s Film Week 2025」『冬の旅』アフタートーク「映画と本 作品の女たち」を開催しました!

3月8日の国際女性デーにあわせて元町映画館では「Women’s Film Week 2025」と題し、女性の生き方を映し出した4作品を上映しました。3月12日(水)『冬の旅』上映後には、1003店主奥村千織さん、NINE STORIES主催かとうさおりさんにご登壇いただき、「映画と本 作品の中の女たち」というテーマに沿ってお話しいただきました。

まず、奥村さんとかとうさんが国際女性デーにあわせて開催しているブックフェア”WOMEN’S READING MARCH”についてこのフェアを始めるきっかけを伺うと、「フェミニズムは話す相手を選んだり距離感をはかってしまうけれど、感じてきた違和感や理不尽さは共感しあえることがある。だからこそ2人だけではなく輪として広めていきたいという思いからフェアを始めた。」と語られました。

次に『冬の旅』の感想を伺うと、奥村さんは「社会の体制に巻き込まれないぞという筋の通った人生を送ったと思いつつ、今後もこの生き方をしていたら大変なことになるとも思うので、終わり方はこれでよかったのかな・・・。1回目に観たときは主人公モナの目線で観ていたけれど、今回は保護者みたいな気持ちで心配しながらの鑑賞になった。」と教えてくださりました。また、かとうさんは「最初観たときはいったい何が起こっているんだろうとハラハラして自分が落ち着かなかった。今回改めて映画としての作りを意識しながら観て、女性のホームレスが男性のホームレスと同じ生活をしたらこうなるのかという、生きていくハードルの高さを感じた。」とおっしゃられました。

ここからは奥村さん、かとうさんが「映画と本 作品の中の女たち」というテーマにあわせた本を紹介してくださりました。

まずは奥村さんが『照子と瑠衣』をご紹介。1003でも取り扱っているこちらの本は、女性ふたりの逃避行の旅を描いたシスターフッド小説になっています。70歳の女性ふたりが主人公の本作。題名からもみなさま『テルマ&ルイーズ』を思いだすと思います。奥村さんは「70歳だからこその自由がある。経験に基づいた用意周到さがあり、若さゆえの無鉄砲さはない。」とお話しされました。

続いてかとうさんが『軽いめまい』をご紹介。『冬の旅』と重ね合わせてお話ししてくださりました。「この本は結構ダークな話で、ただ続く日常に自分の役割は妻であり母親であり、自分自身のことで社会と関わることがない。『冬の旅』で主人公モナに水道から水をあげた女性が「あの子みたいに自由になりたい」と言っていたのと重なる。」

次に奥村さんがアルテイシアさんの対談集『だったら、あなたもフェミニストじゃない?』をご紹介。帯に「フェミニスト=性差別に反対する人。その反対語はセクシスト(性差別主義者)。」と力強い言葉が並ぶ本作。対談が7本収録されていますが、奥村さんは「特に楠本まきさんの 「物心がついた時にはフェミニストだった」が大好き。神戸には楠本まきさんやアルテイシアさんとフェミニストの先輩がいて嬉しいし心強い。」とお話しされました。

続いてかとうさんが『わたしたちが光の速さで進めないなら』をご紹介。優しくてあたたかな印象のある韓国のSF短篇集ですがダークな部分もあり、「母親として見られることばかりで個人として見られることがないというフェミニズムの話が入っていて、短篇で読みやすいので是非読んでみてください。」とおすすめしてくださりました。

最後に、奥村さん、かとうさんが行っているブックフェア”WOMEN’S READING MARCH”、そして元町映画館で今回実施した「Women’s Film Week 2025」について、「こういったフェアは続けていくことに意味があると思っていて、それぞれの場所でお互い一緒に続けていけたらいい」と締めくくられました。お互いに一緒に続けていきたいという精神こそが連帯そのものだと感じさせられるトークでした。

今回のトークイベントで紹介した本、また、お時間の都合上お話ししきれなかった本については、以下に記載いたします。みなさま、気になる本がございましたら是非手にとって読んでみてください。そして、1003では引き続き3月末まで”WOMEN’S READING MARCH”を実施しておりますので足を運んでみてはいかがでしょうか。

○1003奥村さん推薦
・『ジェリコの製本職人』ピップ・ウィリアムズ 最所篤子訳 小学館
・『だったら、あなたもフェミニストじゃない?』アルテイシア 講談社
・『照子と瑠衣』井上荒野 祥伝社
・『元気じゃないけど、悪くない』青山ゆみこ ミシマ社
・『ジーンブライド』高野ひと深 祥伝社

○NINE STORIESかとうさん推薦
・『マリリン・トールド・ミー』山内マリコ 河出書房新社
・『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ カン・パンファ ユン・ジヨン訳 ハヤカワ文庫
・『あの図書館の彼女たち』ジャネット・スケスリン・チャールズ著 高山祥子訳 創元文芸文庫
・『軽いめまい』金井美恵子 講談社文芸文庫

○元町映画館専従スタッフ石田さん推薦
・『読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門』ナージャ・トロコンニコワ著 野中モモ訳
ソウ・スウィート・パブリッシング
・『かわいないで』加納愛子 文藝春秋

 

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所在地
〒650-0022
神戸市中央区元町通4丁目1-12
JR・阪神電車「元町」駅西口より、南西へ徒歩6分
神戸高速鉄道「花隈」駅東口より南東へ徒歩6分
神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅2出口より北へ1分

当施設には駐車場・駐輪場がございませんので、公共の交通機関をご利用ください。

電話:078-366-2636

通常鑑賞料金

一般 1,800円
学生(学生全般) 1,000円
シニア(60歳以上) 1,300円
障害者 1,000円
神戸映画サークル会員(会員証提示) 1,300円

作品により料金が変動する場合があります。
神戸映画サークルへの入会は当該団体にお問い合わせください。

特別鑑賞料金

ファーストデー(毎月1日) 1,300円
サービスデー(毎週水曜日) 1,300円
いっしょ割(毎週月・金曜/2名さま以上) 1,300円
映画の日(毎年12月1日) 1,000円
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