
『母と子の絆 ~カネミ油症の真実~』10/12(土)・13(日)の上映後、稲塚秀孝監督の舞台挨拶を開催しました。甚大な被害をもたらしたカネミ油症事件は、1968年10月10日に朝日新聞で初めて報じられました。この日に近いところで上映したいという稲塚監督のご希望を受け、当館が最初の上映館となりました。
報道から56年経った今でも、【認定/未認定】で被害者が分断されていると稲塚監督は訴えます。つい先日も、何十年も大切に保管してきた子どもの臍の緒を検査に出し、結果を待っている被害者がいます。残念ながらまだ結果が出ておらず映画に入れることはできませんでしたが、必ず何らかの形でご報告しますと話されました。こんなエピソードからもわかる通り、事件は終わっていません。「“食中毒”として国がちゃんと対応していれば違う未来になっていた」と稲塚監督。
そして先日、映画に関わられた教授の大学で、薬学部の1年生に本作を観てもらう機会を作られました。220名全員がカネミ油症事件を知らなかったということですが、だからこそ、今後もこうして若い世代に映画を通して知ってもらう活動を進めたいと考えているそうです。また、パンフレットにも掲載されている「診断基準」をもとに、町の診療所でも大学病院でも、今後受診する方がカネミ油症に該当するかを調べる仕組みを作り、声を上げていく動きにつなげたいと話されました。















