
サイレント映画を生演奏で愉しむ「SILENT FILM LIVE」。11回目となる9/27(日)は、10月のドイツ再統一30周年を記念し、F.W.ムルナウ監督がドイツで制作した最後の作品『ファウスト』で開催しました。ファウストの魂を堕落させることができるのか、天使と悪魔の賭けから人間の存在や欲望を描く本作ですが、ペストの流行やそれに伴い宗教に傾倒したりする描写は、ちょうど今の世の中と重なる部分もありハッとさせられました。いつの世も人間は変わらないのかもしれません。終盤、悪魔の誘いに乗ったばかりにファウストが引き起こす悲劇では、不安を駆り立てられるようなピアノに感情をグイグイ引っ張られ、明かりが点くとまさに映画を“体験”した疲れでグッタリしました…。様々な感情を後押しし、時には引っ張り出し、時には寄り添い、映画の愉しみを倍増させてくれる生演奏の魅力を改めて感じました。















