
イスラーム映画祭5『ラグレットの夏』9/24(木)の上映後、本映画祭主宰の藤本高之さんによる解説を行いました。本作は一見陽気な家族のコメディのようでありながら、その背景にはパレスチナ問題が大きく横たわっています。本作の時代背景は1966年で、これはイスラエルがアラブ連合軍にたった6日間で大勝利を収めた第三次中東戦争が勃発する1967年の前年です。第三次中東戦争を理解するためにと、1947年の国連によるパレスチナ分割決議案から遡って解説され、1967年以前には宗教の異なる家族同士が仲睦まじく暮らす風景があったことを伝えたかった監督の意図をお話しされました。パレスチナ問題について、イスラエルは国際法に違反したまま占領状態を50年以上続けていると藤本さん。ここがきちんと報道されないため、日本の私たちは「宗教の諍い」とだけとらえてしまいがちですが、そのことを理解してほしいと訴えられました。














