イベントレポート

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2017.3.25
『神に誓って』イスラーム映画祭主宰・藤本高之さんトーク開催しました!


「イスラーム映画祭2」初日の3/25(土)、パキスタン映画『神に誓って』の上映後に、《『神に誓って』と9.11後のパキスタン》と題して本映画祭を主宰する藤本高之さんのトークを開催しました。

『神に誓って』は2007年にパキスタンで公開された映画で、社会現象になるほどの大ヒットを記録しました。藤本さんは2008年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭で鑑賞し「すごい映画だ」と驚くとともに非常に感動したのだそうです。

本作は過激な原理主義とリベラルなムスリム間の問題を鋭く突き、さらに異教徒との結婚や9.11後に異国人からどのように見られていたのかなど、現代パキスタンとムスリムたちに孕む様々なテーマを盛り込んだ意欲作です。

国民の9割以上がムスリムであり、イスラームやコーランなどへの批判を禁じられている(ちなみに改宗も重罪である)パキスタンにおいて、この作品 が投げかけるものは私たちの想像を遥かに超えて大きなもののはずです。実際、ショエーブ・マンスール監督は過激な原理主義者に命を狙われて国外に3度避難 したといいます。ショエーブ監督が映画制作の拠点にしているラホールで2月に爆弾テロが起きたときは、気が気じゃなかったと藤本さん。

原題は「Khuda Kay Liye」。直訳すると「神の名の下に」ですが、「お願いだから…」という意味で使われる言葉なんだそうです。"お願いだから"暴力による支配をやめてほしい、"お願いだから"何も知らずに差別しないでほしいというショエーブ監督の思いが込められています。

ショエーブ監督の2作目は「声をあげて」という意味、現在制作中だという3作目は「さもないと」という意味のタイトルが付けられているのだそうで す。1作目である『神に誓って』から順に並べると「お願いだから 声をあげて さもないと…」と一続きの文が現れます。危険に身を置いてなおメッセージ性の強い映画を作り続ける監督の痛切な訴えが読み取れます。

「イスラーム映画祭」は3/31(金)まで上映中。『神に誓って』は3/30(木)に再度上映があり、この日も藤本さんのトークを予定しています。

(mirai)   


2017.3.23
『走れ、絶望に追いつかれない速さで』中川龍太郎監督、太賀さん、小林竜樹さん舞台挨拶開催しました!


いいお天気となった連休最後の3/20(月)春分の日、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』舞台挨拶を開催しました。劇場オープン前から並んで待っている方もいらして、満席立ち見の大盛況です!

お越しいただいたのは、前作『愛の小さな歴史』に続いて2度目の来館となった中川龍太郎監督、主演の太賀さん、小林竜樹さん。このメンバーが舞台挨拶でそろうのは東京のユーロスペースでの上映以来、実に半年ぶりなのだそうです。

この映画は、大学時代の親友を亡くした中川監督ご自身の体験に基づいています。2013年に太賀さんと小林竜樹さんと「一緒に作ろう」と話したのが企画のスタートだったと中川監督は話します。

そんな中川監督の分身でもある漣を演じた太賀さんは、「近しい人を亡くした経験がまだ自分にはないので、演技に説得力を持たせるためには想像力との闘いだった」と言います。中川監督ともたくさん話をして、2人で作り上げた役だと感じているそうです。

前作から引き続き中川監督の作品へのご出演となった小林竜樹さんは、中川監督いわく「亡くなった親友に顔が似てるんです」。本作は監督の経験を基 にしていることから、前作とはまったく違う現場への接し方だったと小林さんは振り返り、親友について様々なことを中川監督に聞き、やはり一緒に作り上げた という印象だと話します。

社会人になって心からの友人を作るのは難しいと先輩に言われていて、もうそんな友人はできないかと思っていたと中川監督。太賀さん、小林さんと出 会って「一緒に年を重ねて僕らの世代で生きていきたい」と思えたことがこうやって作品になってすごく達成感を感じているのだそうです。

最後に、中川監督、太賀さん、小林さんのサインを入れていただいたポスターの抽選会を行いました。「いらないって言われたらどうしよう」「オークションに300円とかで出されたりして」と冗談めかして会場を笑わせていました。ご当選された方、おめでとうございます!

『走れ、絶望に追いつかれない速さで』は3/24(金)までの上映です。観た人にとって、その後の人生の中で、何度も何度も思い出すことになる…そんな作品です。1人でも多くの方に、この映画と出会ってほしいと願っています。

(mirai)   


2017.3.14
3/12(日)『月光』上映記念トークイベント開催しました。


性暴力被害を取り扱った映画『月光』。鑑賞後のショック醒めやらぬお客様を前に、監督の小澤雅人さんと伊藤公雄さんにお話し頂きました。

伊藤さんは京都大学教授で、女性に対する暴力をなくそうとする世界的な運動ホワイトリボンキャンペーン、その日本での共同代表でもあります。

お二人に共通しているのは性暴力問題への関わり方です。性暴力被害者には多数の女性と少数の男性がいますが、加害者のほとんどは男性です。しかし世間の男性の圧倒的多数は加害者でも関係者でもありません。その無関係な彼らにこそこの問題を知ってもらうことの重要性。そのことを小澤さんと伊藤さんは分野は違えど強調されています。

小澤監督が本作を撮るきっかけは性暴力被害者に出会ったことだといいます。被害者たちはどうやって生きているのかを多くの人は知りません。それをまず監督である自分が知り、映画を観た人に知らしめること。前作『風切羽』では児童虐待の問題を扱い高い評価を得た小澤監督の関心は、常に知られざる虐げられた人々にあるようです。

『月光』では父と未成年の娘、その父と娘のピアノ教師、それぞれが加害者と被害者の関係です。庇護すべき義務のある父親から娘への性暴力はおぞましさの極みです。その父親は社会的には善人の仮面を被らされています。彼の重罪が正当に裁かれるためには必ず他人の助けが必要です。

伊藤さんによれば被害者と加害者はほとんどの場合は知り合いであることが多く、全くの通り魔的な犯行はまれであるとのことです。

お客様からは普段のトークイベントよりも多くの質問や意見が出ました。『月光』を観ることは今迄この問題に無関心だった人も必ず何かを考えさせられます。

この映画のコピー「絶望と生きる。」
少しでもその絶望を軽減するために我々にまずできることは、この問題に立ち向かう人と共に考えることだと思いました。

(高橋)   


2017.3.14
「池谷薫ドキュメンタリー塾#00」開催しました!


世界的に活躍するドキュメンタリー作家・池谷薫さんをお招きして、「池谷薫ドキュメンタリー塾#00 なぜ、ドキュメンタリーなのか」と題したトークイベントを3/9(木)に開催しました。#00としたのはドキュメンタリー塾の本講座が4月より本格的に始動するからです。今回はそのプレイベントとして池谷薫さんの創作の裏側をたっぷりとお話しいただきました。

今回のトークイベントでは池谷薫さんが生きてきた中で(映画を撮ってきた中で)考えたことを、学生時代から順に追っていくようなかたちでご紹介いただきました。本講座のダイジェスト版と言える内容だったと思います。映像が持つ魅力やカメラの暴力性、TVドキュメンタリーとの違いなど、自身の経験を交えながら語られるドキュメンタリーのお話はどれも興味深く、ずっと聞いていたかったです…!

ドキュメンタリーは奥が深い(!)とほんとうに目から鱗な内容でしたが、ここでは一つだけ紹介させていただきます。池谷さんはなぜ全体ではなく個にフォーカスを当てるようになったか、というお話ですが、池谷さんの作品には必ず"主人公"と言える人間が登場します。複数の人間を描くことによって、たとえば社会問題などを浮かび上がらせていく手法もありますが、あえて一人の人間に絞っているとのこと。これは一期一会的な関わり方だと被写体に対して責任が持てなくなるからだそうです。これに至った経緯については、また本講座で詳しく触れていただけるかと思いますが、ドキュメンタリー制作の難しさを象徴した印象的なエピソードでした。

池谷さんは話すのがお上手で、トークイベントに参加されていた学生からご年配の方まで食い入るように聞き入っている様子も印象的でした。たしかに池谷さんが発する言葉は、一言一言に重みがあると言いますか、練り上げられた言葉という印象があります。はじめは大学などで教鞭を執っているからかなと思いましたが、トークが進むにつれて、それは被写体に対して自身のドキュメンタリーの考え方を伝えなければならないシーンがたくさんあったからなのではないかと思い直すに至りました。憶測でしかありませんが、そういったシチュエーションを何度も繰り返すことによって言葉が鍛え上げられたのではないかと思います。兎にも角にも本講座が刺激的な空間になりそうで楽しみで仕方がありません!

池谷薫さんの作品をまだご覧になっていない方は、ぜひ4/7(金)4/8(土)に兵庫県立美術館ミュージアムホールにて開催される「池谷薫監督特集上映」に行かれてみてはいかがでしょうか?4月から始まる「池谷薫ドキュメンタリー塾」の情報は今しばらくお待ち下さい。

(齊藤)   


2017.3.14
『狂い咲きサンダーロード』石井岳龍監督舞台挨拶開催!


1980年の劇場公開以来多くの方に愛され続ける『狂い咲きサンダーロード』。奇跡的に発見された当時のオリジナル16ミリネガフィルムをクラウドファンディングにより、デジタルリマスター化され、さらにクリアーにカッコ良くなった本作の上映を記念して、3/11(土)初日、石井岳龍監督にお越し頂き、舞台挨拶を開催しました。

石井監督が来られるということで、本日は満員御礼。場内は熱気ムンムンです。公開当時より37年経っても、未だにこんなに熱いファンが押し寄せるとは恐るべし『狂い咲きサンダーロード』。
上映終了後の、興奮醒めやらぬ観客の大喝采の中、石井岳龍監督、いや、あえて本日は石井聰亙監督として登場。司会を務める当館のスタッフM君のインタヴュー形式で当時のお話をうかがいました。

まずは、ポスターの話から。このめちゃめちゃかっちょイイポスターのイラストは、何と泉谷しげるさんが描かれたそうです。映画のセットなど、美術でこの作品に参加されたそうです。石井さんの『高校大パニック』を見て、気に入った泉谷さんから、何か一緒にしようと声がかかったそうです。

スタッフM君の、まず最初に見た時、このわけの解らなさと、凄いパワーに圧倒されました。37年経っても全く古さを感じさせない、この「凄さ」はいったいどこからくるのでしょうか?という問いに対して、石井監督は、この作品は、日大芸術学部の卒業制作として作った。これが最後だと思って一生懸命作った。その時代の若者の「すべてぶっ壊してやる」といういいようのないエネルギーの塊が、純粋パックされてかたちに残った。と。さらに、出演者は何と全員ノーギャラだったとのこと。
制作サイドもそうですが、出演者たちも何か解らないが凄いものを作ってやろうという意気込みがあったのでしょうね。
監督は、脚本は最初はあったんですが、途中からどんどん変わっていって、無くなりました。だから自分たちも展開がほとんど解らなかった。と言います。「仁」役の山田辰夫さんには、放送禁止用語をバンバン使ってくれとお願いしたとのこと。今のように、テレビ放映お願いしますー。みたいな軟弱さはこれっぽっちもありません!
あの黒ずくめの衣装なども、ほとんど手作りで、何でも黒く塗っていたそうです。だいたい黒と銀のスプレーはいつも普通に持ち歩いていたそうな。

M君の「しかし、一番驚いたのは、終盤に出てくる、シャブ打ってるジャンキー小学生です。あれおかしくないですか?」との問いに、石井さんは「いや、普通だと思ったんだが…」とのこと。劇団ひまわりで一番ふてぶてしい小学生だった彼を使った。と。

映倫では、最後、仁が警察に捕まるように出来ないか?と訳の解らない依頼があったそうな。もちろん全部突っぱねたそうです。若い監督には怖いもんナシです。

作ってる当時は37年後にこうやって、皆の前で語るなんて夢にも思っていなかった。当時は、何だか解らないけど、ずっと怒りがあって、ぶっ壊してやる。といつも思っていた。若気の至り100%の映画です。何とか完成させなきゃ。面白い映画にしたい。最後なんだから悔いなくやってやろう。とそればかり考えていた。とのことでした。

映画史に残る、若者が若者のために作った『狂い咲きサンダーロード』。ぜひ皆さんも当時の凄いエネルギーを体感して下さい。

(おもしろ)   


2017.3.14
「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」スペシャルトーク開催しました!


数々の名作を世に送り出してきた日活ロマンポルノ!そのリブート(再起動)企画である「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」公開を記念してトークイベント「エロ飽食時代におけるロマンポルノの役割」を3/10(金)に開催しました。

登壇者は京都精華大学ポピュラーカルチャー学科教授の斎藤光さんとピンク映画情報のフリーペーパー「ぴんくりんく」編集を務める太田耕耘キさん。おふたりのトークセッションという形でエロを真面目に語る約2時間となりました。

まずはおふたりが体験した日活ロマンポルノとは一体どうのようなものだったのか、という話から始まりました。やはり当時はエロが簡単に手に入る時代ではなかったので、ロマンポルノをエロ目的でご覧になっていたようです。面白かったのは日活ロマンポルノが他のピンク映画よりも観やすかったということ。予算が比較的高く有名監督も起用されていたので、ある種のブランドが築き上げられていて、カルチャーとして観に行くことができたとのことでした。

おふたりには事前に作品をご覧いただいていたので、新作についても一通りご案内いただきました。斎藤さんと太田さんの好みは真っ二つ!斎藤さんのお気に入りは園子温監督の『アンチポルノ』。観念的な映画がお好きだそうで、趣味にぴったりハマったようでした。ただアートとしてのエロなので抜けないとの話も…(笑)。

太田さんのお気に入りは塩田明彦監督の『風に濡れた女』。太田さんはこの映画をバトルセックスと表現。戦うようにセックスする話がドラマ的に楽しめたと仰っていました。今回はその他にも『リング』中田秀夫さん、『凶悪』白石和彌さん、『GO』行定勲さんと名だたる個性的な監督が集結しているので、作家性を見比べるという楽しみ方もあるのではないかと個人的に思います。トークショーではリブート企画第2弾があれば女性監督を集めたら面白いねと盛り上がりました。

80年代後半にロマンポルノが一つの区切りを迎えたのは言うまでもなくAVの出現です。さらに現代ではストリーミング再生などいっそうエロが気軽に手に入る時代へと突入しました。この時代にロマンポルノがリブートする意義はあるのでしょうか。斎藤さんは物語性が排除されたエロが優勢な時代だからこそ持ちうる価値があると指摘。太田さんは男性脳と女性脳の違いを紹介し、ロマンポルノはひょっとすると女性の方が楽しめるのではないかと力説していただきました。

詳細をここで紹介することができずほんとうに残念です。おふたりの幅広い知識と(軽く性癖まで)包み隠さずお話いただき、あっという間の2時間でした!「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」は3/11からスタートしました。ぜんぶで5作品!ぜひお見逃しなく。

女性だけの座談会記事「元町女子ロマンポルノ部」もオススメです→

(齊藤)   


2017.3.7
3/4(土)『函館珈琲』初日舞台挨拶&スペシャルトーク開催しました。


1003とTuKuRuでのプレイベントを終え、3/4(土)いよいよ初日をむかえました『函館珈琲』。主演の黄川田将也さんが、京都で撮影中のお忙しい中、急遽舞台挨拶に来て頂きました。

上映前の舞台挨拶では、現場の様子などで、話が盛り上がりました。西尾監督は現場では一度も「黄川田さん」と呼んでくれなかったらしいです。ちょっとずつ間違えたり、ひどい時は相澤さんとか別の人の役名で呼ばれたこともあったらしいです。そうなってくるとまったく通じませんね。と、おもしろエピソード満載の終始楽しい舞台挨拶でした。黄川田さんは、終了後直ぐに京都へと戻られ弾丸スケジュールでした。ご苦労様です。

そして、上映終了後は、"借りて暮らす"をテーマにしたWebマガジン「OURS.カリグラシマガジン」編集で写真家の平野愛さんをおむかえして「住むこと、写すこと」をテーマに、西尾孔志監督とのスペシャルトークを開催しました。
平野さんの映画を観られた印象は「ファンタジーな作品だと思っていたら、超リアルな物語だった」と。映画の写真家の出立ちや、部屋の細部のこだわりなどが、とってもリアルだったのでちょっと驚きました。個人的にはもうちょっと部屋の細部を見たかったとのことでした。映画に出てくる「翡翠館」は、平野さんがカリグラシの取材で見てきた若手アーティストが集まる京都の古い町家のようだとのこと。
西尾監督は「翡翠館」はモラトリアムの場所だということで、悩んでいる人が立ち止まって考える場所なのです。と。そして『函館珈琲』というタイトルだが、コーヒーマニアのグルメ映画にはしたくなかった。マニア全員を満足させるのは無理なので、敢てそこは避けた。とのことです。
今回撮影スタッフは、皆さんその道の重鎮の方々だったので、大変でした。と現場での緊張を振り返っていました。しかし、MVでスピンオフの作品などもあり、アイデアがどんどん膨らんでくる監督さんのようです。羨ましい。

西尾監督はとってもお話が好きなようで、話し出したら止まりません。いろいろ面白いお話が満載でした。
最後に次回作は、脳卒中になりかけ孤独死が怖いと思った女性が、同じジャニオタ繋がりの4〜50代の女性4人のシェアハウスの話になるらしいです。って、次回作をここまで漏らしてしまう監督は初めてです。大丈夫なんでしょうか?

(おもしろ)   


2017.3.7
3/4(土)『劇場版 BiS誕生の詩』『WHO KiLLED IDOL? –SiS消滅の詩–』舞台挨拶開催しました!


元祖お騒がせアイドル・BiS再始動に向けての最終合宿オーディションに密着した『劇場版 BiS誕生の詩』。そして、その合宿で不合格となった面々で"BiS公式ライバル"=SiSを結成することが発表されるも、お披露目ライブの夜に活動休止がアナウンスされるという一連の事態を追った『WHO KiLLED IDOL? –SiS消滅の詩–』。公開を記念して、両作品で舞台挨拶を開催しました!

『劇場版 BiS誕生の詩』ではプー・ルイさんとカンパニー松尾監督が登壇されました。さすがはお二人ともそれぞれのグループの長ということもあってか、歯に衣着せぬトークが冒頭から炸裂!正直ここでご紹介できる内容が少ないです(笑)!
オーディションの際にプー・ルイさんがキカさんを「予想」でも「願望」でも全くのノーマークだったという話がはじめにありましたが、これはもうネタになっているとのことです。これから『劇場版 BiS誕生の詩』を観る方は、キカさん合格時のプー・ルイさんの失礼な表情に注目です!

『WHO KiLLED IDOL? –SiS消滅の詩–』ではユイ・ガ・ドクソンさんとエリザベス宮地監督、プロデューサーの高根順次さんが登壇されました。こちらの舞台挨拶では、本作が制作された経緯や、最近のアイドルを目指す女の子の特徴、「ピー音」の是非など、多岐にわたる話題が繰り広げられました。活動休止を知らされたときのユイ・ガ・ドクソンさんの心境など、作品の裏話もたくさんお伺いすることができ充実の内容。舞台挨拶最後、高根プロデューサーからの「締めてください」のフリに対しては、ユイ・ガ・ドクソンさんの口からはライバルグループであるBiSやBiSH、エリザベス宮地監督からはカンパニー松尾監督のお名前が出て、追う側にしか発せないアツい言葉で締めくくられました。

両作品ともアイドルなんて興味無い!という方にぜひご覧いただきたいと私は思っています。プー・ルイさんも舞台挨拶中仰っていましたが、『劇場版 BiS誕生の詩』はAV監督であるカンパニー松尾さんが真面目に(!)撮った作品です。BiSを知らない方にも親切なつくりになっていますし、オーディションの顛末は、むしろ知らない人の方がお楽しみいただけるのではないでしょうか。『WHO KiLLED IDOL? –SiS消滅の詩–』は被写体がアイドルだけではありません。アイドルをプロデュースしている人たちやインターンで参加している学生の女の子など、アイドル業界を取り巻くたくさんの人間が登場します。各々の考え方や気質の差が浮かび上がってくる作品に思え、アイドル映画とはまた別の、群像劇、ヒューマンドラマとして観ることができるのではないかと思いました。どちらも一週間限定上映です。お見逃しなく!

(斉藤)   


2017.3.5
『函館珈琲』プレイベントDay2@TuKuRu開催しました!


3/3(金)の夜、元町商店街6丁目にあるクリエイター発信基地「TuKuRu(ツクル)」にて、『函館珈琲』の公開記念プレイベントを開催しました。「1003」での開催に続き2回目です。

イベントタイトルは「映画監督・西尾孔志さんと過ごす珈琲時間~本のこと、集まる場所を作ること、そして映画と珈琲のこと~」で、TuKuRuという会場に合わせてか"集まる場所を作ること"に話題は集中しました。

TuKuRuは2015年1月に元町商店街6丁目にオープン。クリエイターの作品の展示販売に加え、カフェや夜はバーとしても利用でき、レンタルできる2Fスペースや庭もあります。そして今回のようなイベントも多々開催されています。TuKuRu代表の東村奈保さんは、「いろんな出会いの結果この場所ができた。できてからもどんどん進化している」と話します。

『函館珈琲』の劇中でも主な舞台となっている古い洋館「翡翠館」は夢を追う者たちが"集まる場所"です。SNSで会話することが当たり前になり、買物も映画鑑賞もインターネットを通じてできてしまう今だからこそ、その「場」が必要になってくると西尾監督。

映画館がその「場」足り得るために必要なもの、西尾監督曰くそれは「バー」。観賞後に何か飲みながらそこにいる人と少し話せる、そういう場所が「わざわざ出かける場所」になるとの提案に、お客さまたちは大きく頷いていました。元町映画館の2Fにバーを作るというアイデア、いつか実現するでしょうか?

そして「神戸で映画を撮るなら?」と前回に続いてのテーマをお客さまと一緒に考え、元町商店街を舞台にした抗争劇(!)のアイデアで盛り上がりました。お客さまからも商店街にあるお店にまつわるアヤシイ噂などいろんな情報が飛び交いましたが、知らないことばかりで驚きでした…!

そしてここでも美鈴コーヒーさんの「函館珈琲ブレンド」を皆で賞味。飲みやすくて美味しいと評判でした。上映期間中はTuKuRu、1003、Coffee LABO frank...の3店舗でこのコーヒーを飲むことができます。各店の違いを見極めてみるのも良いかも?!劇場では限定数ですがコーヒー(粉)の販売もしています。

映画『函館珈琲』は3/4(土)より一週間限定で上映いたします。たくさんのお客さまのお越しをお待ちしております!

(mirai)   


2017.3.5
映画(業界)を深掘りする「シネマニアックナイト」開催しました!


映画や映画業界についてお話しするトークイベント「シネマニアックナイト」を2/25(土)に開催しました。最終上映回終了後に劇場内のスペースを利用して、これから不定期で続けていこうと思っています。第一回目となる今回は「映写技師」をテーマに開催しました。ゲストはOSシネマズミント神戸・支配人の伊川泰史さんと神戸アートビレッジセンターの和田たすくさんです。司会として元町映画館から宮本とわたくし斉藤が登壇しました。

まず伊川さんから映写技師の仕事についてお話しいただきました。上映素材であるフィルムが劇場に届いてから上映されるまでの流れを、現在当館で上映中の映画『Smoke』の実物をお客さまにお見せしながら説明していただきました。フィルム缶や編集時に使用するスプライサーなど初めて見た方がほとんどだったのではないでしょうか。伊川さんは映写技師の仕事を紹介する中で掃除の大切さを強調。それは埃などがフィルムを傷める原因になるからです。そのほかには映画館で出会った先輩映写技師の話や映写室の様子の話などが話題にあがりました。

お次は和田さんからフィルムとデジタルの違いについてお話しいただきました。現在上映素材はDCPと呼ばれるデジタルが主流となっており、伊川さんにお話しいただいたフィルム編集は実は映画館であまり見られない光景となっています。(※35mm映写機を残している映画館では旧作上映の際にフィルムを使用する機会があります)フィルムとデジタルの根本的な違いを説明しつつ、アセテート、ポリエスターなどのフィルムの種類にまで話が及びました。これを皮切りに本当に「シネマニアックナイト」のイベントタイトルに相応しいマニアックな内容となっていきます!

イベントを通して個人的にもっとも盛り上がったのではないかなと思ったのはトラブルの話題です。フィルムが当日に届いて、初回の上映が飛んでしまった話や、アセテートフィルムが劣化して強烈な酸い匂いが発生した話など、お二人はいくつでも出るといったご様子でした。「シネマニアックナイト」は次回もテーマを変えて計画中です。お客さまからは映画のパンフレットがどうやって作られているのか知りたいなどのリクエストがありました。配給会社さんのお話なども聞いてみたいですね。楽しみにお待ち下さい!

(斉藤)   


2017.3.1
「編集者として新人ライターに語っている文章術25」参加者からレポートが届きました!


編集者とライターという両方の視点で、面白く貴重なお話がたくさん聞けました。さて、テーマは映画ということで、ブログに挑戦してみようかな…。

というわけで、元町映画館2階で開催された、新人ライター向けのセミナー「編集者として新人ライターに語っている文章術25」に参加してきました。講師は、編集者でありライターでもある、中元文月さん。

メールやSNSの普及で、いまや誰もが毎日文章を書く時代。誰もが"ライター"です。

集まったメンバーもそのようなごく普通の人たち。プロではないけれど、もっとうまい文章を書きたい、でも、どうすればいいだろうという思いに、中元さんは25項目に絞って講義。目の前のスクリーンに参照資料を映し出し、すべての項目をひとつひとつ、丁寧に説明を進めます。

多いときは20名を超えるという元町映画館の文章教室だそうですが、今回は5名と…少人数でガッツリ(本人いわく告知・宣伝が遅れたとか)。それでも数々の資料や多くの情報に、私たちはただただ圧倒されっぱなし。

内容は、文章を書くためのテーマの決め方や、ブログを開設するなど、書く行為を継続させるしくみ作り。そして、実際の書き方や、絶対的ノウハウ(プロっぽい文章の書き方)など、基本になることすべて!

また、Webで検索されやすいWebライティングのコツ、読者の目を引く写真の撮り方、編集部への売り込み方…これは若者の就活にも応用できそう…など。

うれしかったのは、つたない文章をプロレベルに修正するポイントを教えてくださったこと。プロのライターでさえ、何度も書き直しをするという話を聞きます。素人の私は、さらに修正を繰り返さなければいけませんね。

また、ターゲットを決める大切さ。ターゲットの気持ちに響く言葉は、ターゲット以外の多くの人に響くものなんですね。

(國松珠実)
プロフィール:航空会社、大学事務をへて、2016年秋からライターズオフィス所属。ライターの仕事に、勉強にと奮闘の日々。趣味は、読書をはじめ、コーラス、サスペンス系の海外ドラマ鑑賞。また旅行好きがこうじて世界遺産検定1級取得。   

 

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 2017.3.26

 トピックス更新しました


 2017.3.25

 イベントレポート、トピックス更新しました


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